東京同窓会で上映する本作品は、長岡の美しい風景と高校生たちの日常を切り取った短編映画です。
監督・脚本・撮影・編集のすべてを手掛けたのは、普段から映像制作を仕事としている平成7年卒学年幹事団でもある伊藤裕満氏。プロフェッショナルとしての技術と、自身の経験に基づいた深い想いが込められた本作について、伊藤監督本人にその制作背景を語っていただきました。
本作品を撮ることになったきっかけ
きっかけは、以前40歳の時の長岡同窓会用に映像制作を頼まれたことでした。当時は仕事も忙しくバタバタしており、送られてきた写真データを使って急いで作ったようなものだったのですが、それでもみんながとても喜んでくれたんです。
あんなに喜んでくれるなら、もっと時間をかけて、自分が「良い」と思えるものをきっちりと作ったら、もっと喜んでもらえるんじゃないか。そう思ったのが始まりです。そして本番の1年以上前から準備を始め、時間をかけて制作に取り組むことになりました。
本作品のテーマについて
テーマは「なんでもない1日」です。最初は入学式や卒業式、体育祭といったイベントを撮ることも考えました。しかし、例えば体育祭だと、人によって思い出の濃淡が分かれてしまい、全員が共感できるわけではありません。
一方で、「朝起きて、学校へ行き、夕方になったら帰る」という行為は、誰もが経験しています。学生生活のほとんどは、今では忘れてしまっているような「なんでもない1日」の積み重ねだったはずです。あえてイベントではない日常を再現することで、誰もが等しく共感できる映像になるのではないかと考え、このテーマを選びました。
見どころ
映像としての見どころは、現在のリアルな長岡の風景と、学校という場所、そして出演してくれた生徒たち全員が現役の長高生であるという点です。
また、作品に込めたメッセージも感じていただきたいです。年齢を重ねてから高校時代を振り返ると、あの頃はキラキラと輝いていたなとを感じることがあります。それと同じように、実は今この瞬間もきっと輝いているはずなんです。過去を懐かしむだけでなく、今を肯定し、未来に対して希望を持てるような、そんな想いを感じてもらいたいですし、そして何よりもこの映像を見て、高校時代を少しでも思い出してもらえたら嬉しいです。
『ごくありふれた一日』
どうぞ、東京同窓会会場のスクリーンにてご覧ください!